外で出会う猫と我が家の猫の日々の様子を写真を添えて。

銀ちゃんやタビワンにオヤツをあげて居た時・・背後の道路で老婦人と付き添いの女性が何やら大変な様子になっていました。付き添いの女性は身内の方か専門の方だと思っていたら、偶然居合わせたご近所さんとの事。老婦人が心配で途中から一緒に付いて歩いてきたらしいのです。しかし突然老婦人が歩けなくなってしまい（前に進むのに足が前に行かなくなってしまった）どうにも身動きが取れなくなっているようでした。坂道の始まりの場所で、傾斜はまだそんなにない場所ではあるのですが、足が悪い方に取ったら少しの傾斜も負担が掛かるものなのかもしれません。早速、支えて差し上げようと老婦人の背後に回り込みました。
初めてお見掛けしたのとご年配の方の取り扱いに慣れていないので、どこを支えて良いのか・・少し迷いましたが、背中に両手を置いて体重を乗せてください。と伝えたら随分楽そうにしていました。両足は力が無くなるのではなく、関節を曲げることができずに硬直している感じに見えました。

背中を押さずに軽くホールドするだけで少し前へ歩けるようになり、もう大丈夫ですと言われたのですが、そうは見えなかったので、勝手にホールドの係をしながらご自宅まで・・銀ちゃんたちが居る場所からすぐ近くでした。たぶんいつもの感じで歩けば、７歩くらい！？でも、家の中へ入るまで随分と時間が掛かってしまいました。老婦人のお宅はとても大きく、そしておしゃれな・・エレベーターまであるお宅でした。しかし広いその家には誰もいらっしゃいませんでした。

老婦人曰く・・「家の者が留守の間に抜け出しちゃったの。だから見つかると怒られちゃう・・。」そんな事を心配しているのですね～。大丈夫チクったりはしませんから！（笑）玄関で良いと言われたのですが、自力で座る事もできないようなので自宅の中にまでご近所様と３人で入る事になってしまいました（＾＾；）良いのか？でもにっちもさっちも動けない老婦人。入るしかない状況となりました。

その前の段階で、家の前まで来たのは良いのですが、道路と敷地の間や玄関前にも段差があったので、「ワタクシ、おぶりましょう！」と提案したのですが、なぜかそれはスルーされて(￣ー￣)？、結局老婦人のペースに合わせて歩いて玄関まで。ご近所さんが鍵を開け、中へ入ったものの、エレベーターで自室に行くという老婦人。エレベーターから一人で降りられるようにも見えず、結局３人でエレベーターに乗り、２階のお部屋まで無事に送り届けました。玄関ドアはオートロックらしく「ドアは閉めて頂ければカギは自動で掛かりますから、それとエレベーターの前に箱にみかんが入っているのでたくさん持っていって頂戴と・・」何をそんなに気を遣う事がありましょうー！でも、きっと何かお礼をしないと気が済まない年代でしょうから、見えるように２つ持ってありがとうございます！とお別れしました。そしたら、ご近所様が後ろからやってきて追加で２つ渡してくれましたょ。皆さん気を遣ってくれます。通りすがりの猫の写真を撮るヒトだとも知らずに・・(^_^;)時間が掛かったとはいえ１０分や２０分程度の事です。全然気にしなくっても良いのに・・。

この日撮った最後の写真はタビワンがその老婦人を見ている写真でした。
このコの方が先に異変に気が付いていたようです。（手前に銀ちゃん。彼女はまだ食べてる最中ｗ）

銀ちゃんやタビワン、他数匹のにゃんずが心配そうに老婦人を見守っていたのが目に入って写真を撮りたいくらいでしたが、あいにく両手が塞がっていましたのでこの時は気持良く断念（笑）大変な事が起こっているという事は彼らにも分かるのですね。にゃんずはこの時誰も鳴いていませんでした。

途中で近所の大使館のご子息らしき外国の子供たちや別のご近所の年配の女性などが老婦人を支えてくれたりして・・優しいご近所さんが多くて良い所に住んでいて何よりだと思いました。そして、頂戴したおみかん・・帰宅して早速ひとつ食べてしまいました。（実は無類のフルーツ好きｗ）トップ写真のみかんが３個しかないのはこのせいでございます(^▽^;)見た目通りの美味しいみかんでした。ごちそうさまでした。どうぞまた頼ってください・・と申し上げたい。体力だけはございますゆえｗ（＾＾）

では、また。