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超高層マンション 外装メンテナンスは大変そう

nersissus

一般的な中高層マンションは建物外装のメンテナンスが築10年~15年くらいの間に1回目があるそうです。物件によってはその必要もないものもあり、20年以上何もしていないマンションもざらにあるそうですが・・。通常は12年をめどにするものらしい(理想?)屋上の塗装のやり直し、外装の隙間などのシール材のやり直し、タイルや外壁の補修などなど。建物全体に覆いをして足場を組んでの大仕事のアレでございます。低層のマンションでしたら当然工期も短く済みます。天候に左右されますから多少遅れる事があっても数か月で終わるようです。ただ、住んでいる方としてはベランダが遮られ、工事関係者が窓辺に見えたりするので少し落ち着きませんが、それも昼間だけですからあまり気にはなりません。

で、最近各地に増えてきた超高層マンション(30階以上が超?)。賃貸で借りている人もいると思いますが、新築、築浅物件は関係ありませんが、築10年以上の物件(~2007年)はそろそろ建物全体の外装工事がある事を気にしておいた方が良いようです。30階以上の物件は工事が特殊になり、工事期間が恐ろしく長いらしいですから。超高層物件の場合は街でよく見掛ける足場は使えない為、ゴンドラタイプの大掛かりな機械を屋上から吊るして、フロアー毎(東西南北で分けて面毎の場合も)に工事をしてゆくのだそう。高層マンションの場合は風が厄介ものらしく、地上では大して問題なくても上空では強い風が吹いていたりする事があり、そんな時は仕事をする事ができない為、工期も長引くようです。埼玉にある55階建ての高層マンションの場合ですが、工期はなんと2年も掛かったそうです(;・∀・)すごく長いですね。ただ、ゴンドラで遮られるのは数フロアだけになると思われますので(想像)住んでいる部屋だけを考えるとそこまで長い期間は遮られたりはしないのではないかと思います。ここで、分譲物件として購入されて引っ越しをされる方は長く住まわれるので当然契約時に工事予定を知るので了承の上でしょうが、賃貸物件のそれを知らされるものなのでしょうかねぇ?賃貸の場合は短いスパンでの居住になる事も多いと思うのですが、この外装メンテの期間に重なってしまうと大変です。引っ越しをしたのは良いけれど数か月(マンション規模によっては半年くらいの可能性もあり)夜景が楽しめないという事態が・・(;・∀・)。眺望が損なわれる期間だけでも家賃を割り引いてくれるというのならまだしも、まーそんな予定がある事すら教えてもらえないのではないかと・・。もし、超高層マンションを借りようと考えているのなら、築年数から察してそろそろって物件の場合(竣工が2005年の物件が今年12年を迎える)は契約前に確認だけはしておいた方が良いと思います。都内では2000年以降から超高層マンションが建ち始めたそうなので、そろそろいろんな物件が外装全体のメンテを始める時期にきているようです。(東京オリンピックの関係で工事のメンテ受注に遅れが出ている物件も多いとか)ま、眺望には興味が無いという方には関係の無い話ですけれど。

それにしても、東日本大震災の際にマンションは10階くらいまでしか住めないなーと思ったものですが(室内の揺れも右へ左へと大変でしたし、エレベーターも止まり苦労しましたので)、多くの方が超高層マンションにお住まいになっている昨今(十分に耐震化をされている建物でしょうからあまり揺れたりはしないとは想像しますけれど、どんな地震が来るかはきてみないとわかりませんからねー。自然災害は想定外ばかり)近所に建設中の良さげなマンションが何棟かできそうなのですが、どれもことごとく低層物件。値段はきっとタワーマンションの中層階と同じくらいなのではないかと・・(ま、総戸数が少ないので税金等は高くなるのでしょうが・・管理費とメンテ費がさほど高くなく、メンテ時の施工自体も簡単に済みそうなので結果的に費用やストレスが抑えられる様です)。タワーマンションは長く住むほど修繕費が段階的に高くなるというのが切ない(分譲購入の場合)。入居時からの数年間(5年から7年くらいまで)は1万円前後の修繕(積立)費だったものが15年~20年後には当初金額の3倍や4倍(物件によっては6倍になる物件もありました)これに加えて管理費も必要ですから・・。15年~20年後の修繕費と管理費の合計金額はかなりの金額になりますもんね。まー、投資用に購入されている方も多いようなので、オリンピック前に売ってしまう人も多いのでしょう。外国人購入者も投資用として購入していると聞きますから、それもそろそろ売却の時期なのかもですね。

超高層マンション。最新の技術をふんだんに取り入れて建造された特殊な建物。外装メンテの経験もまだ数少ないと言われる建物。エレベーターは最新の特殊なものを使っているという建物。今後、いつまで人気と価値がキープできるのものなのか?個人的には住むという点では一切興味はございませんが、建築物としてはどうなってゆくのかが非常に気になります( ̄ー ̄)いや、ふとね・・近所の住宅地(戸建て)の空き家の数が増えてきているのに、一つのビルに500戸以上の家庭が暮らしていたりする・・矛盾やら不条理さを感じたりもするわけで、少子化なのに住宅供給はあまり変わっていない感じも。先日、また近くの大きなお屋敷が解体されておりました。最近更地がどんどん増えている印象の都内の住宅街。スカスカ感がちょっとコワイ気もしております(ちなみに筆者は一般的なタイプのマンション住まいをしておりますw)

それでは、また。
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