20Mar
ラコ。お目メがくるんとしたかわいいコ。黒と茶色のカラーコンビネーションがサビ猫ちゃんの毛色。これに白が入ると三毛猫さん、微妙な遺伝子の違い・・。
先日ある方にちらりと聞いた里親募集をするとサビ猫さんが残り易いという件。撮るヒトは家猫さんに向いていると思っているのでそうなのかーと不思議な感じがしました。毛色の好みの違い?あ!そう言えば、黒猫さんの写真を撮るのが難しいからといって「インスタ映えしない」と黒猫さんの人気が落ちているという話題が少し前に出ていましたよねー。それと似た感じなのでしょうかね?それともサビという呼び方がイマイチなのか?英語だとトーティと呼ばれて(トーティシェルの略)海外でも人気が高い毛色なのですけれどねー。そこで、顔見知りのサビ猫さんの事を書いてみようかと思った次第です。ちなみに全て外猫さん(地域猫)の情報。数年(短いコでも2年くらい)は様子を見ている猫さんたちです(^^)
個人的にはサビ猫さんは三毛猫さんと近いイメージがあります。賢く、慈悲深く、人懐っこい(最初は警戒するコと半々みたいな気がするのですが慣れるとほとんどのコは人懐っこくなります)サビ猫さんは三毛猫さん同様に遺伝的にメス猫になるそうです。三毛猫のオス猫さんは実物も含め動画などでも見た事があるのですが、サビ猫のオス猫さんは見た事がありません。実はサビ猫さんの方が女のコ率が高いかも?と思っています。母性を強く感じる傾向にあるのはたまたまなのかなぁ?とりあえずサビ猫さん10にゃんの簡単な感想など書いてみました(・∀・)
チロンの場合
すでにシニア年齢だったチロンちゃん。毛が少し長めのコです。このコはたくさんの外猫さんと暮らしていました。特筆すべきは他の猫たち(10匹近い数)からとても好かれていた事。パトロールへ出掛けて戻って来た猫さんがチロンちゃんに挨拶をするシーンを何度も見た事があります。添い寝希望の猫さんも多く、誰の事も拒む事なく受け入れていました。体型は痩せてスマートではありましたが、肝っ玉母さん的な大らかな性格の猫さん。人に対してはあまり怖がる様子も無く、接写も許してくれたコでした。時に目の前で転がったりしてくれていたので、甘えん坊さんだったように思います(^^)
ラコの場合
トップ写真のコです。
ラコはまだ若い猫さん。恐らくこの写真の時で2歳前後。若い事もあって元気一杯な活発なコ。好奇心と活発さと人懐っこさを持ち合わせた明るい性格の猫ちゃんという印象。猫さんの事は好きみたいで、相性が合えばすぐに友達になっています。色んな猫さんと一緒に居るのを見掛けるコです。人に対しては警戒を解きませんが、顔見知りになると鳴きながら近寄ってきてくれます。しかし、人と猫なら猫の方が好きな感じで人に触られるのは時間を要するタイプ。揉め事が苦手な平和主義っ子。多頭飼いに向いているなーと感じるコ。人に甘える方法が分からないだけで実はかなりのベタベタにゃんこだと感じるコです。
チイちゃんの場合
長毛のサビ猫さん。洋猫風味が強いので少し他のサビちゃんとは違うかもしれませんが・・。猫大好きな猫ちゃんで気の合う猫さんにはスリスリ攻撃が激しいw。
顔見知りの人間には人懐っこい素振りを見せますが、馴れるまでに結構時間が掛かったコです。鳴く事もせずただじーっと見つめる作戦で警戒をしていました。このコは、ひとりで居る事が苦手なようで、多少苦手な相手であってもとにかく猫の近くに居る事が好きなようでした。最初に見掛けた時はずっとひとりでしたが、友達を求めて色んなコロニーを回っていましたが、大所帯のコロニーで楽しそうに暮らしていました。
サビーヌの場合
姉妹と他の猫さんと複数で暮らしている猫さん。このコはとても過敏で怖がりさん。たぶん知っている猫さんの中で一番の怖がりかもしれません。とにかく人に見られているだけでもすぐに逃げ隠れしてしまいます。こちらが近づいたりせずに見ているだけでも怖がって身を固くしています。可哀想なので写真も少なめなコです(^-^;でも、人は怖くても猫さんは好きみたいで彼女には意中の猫さんがいたりします。サビーヌはお気に入りの猫さんの近くにそっと居るだけの控えめなタイプ。怖がりの原因は体調に因るものかもしれないなーと感じる事もあるコです。耳血腫にもなってしまっているので、まだ若い猫さんなのですが体が弱いタイプなのかも?
サビチッチの場合
サビーヌの姉妹猫。このコは飄々としたしっかり者タイプ。オドオドする事もありませんし、オヤツは苦しゅーないっといった当然な感じで食べたりします(笑)一緒に暮らす仲間を守っているかのような素振りがあったりします。このコも意中の猫さんが居て時に争奪戦?で敵意をむき出しにする事があります。シャハー!!
ご近所パトロールをしている時の様子はかなり男前。強そうな猫さんです。
サキの場合
一見キジトラに見えるサビ猫さん。このコは若い猫さんで一度だけ出産しています。子煩悩な良い母猫さん。
仔猫たちが遊んでいても必ず近くで見ていました。子供たちの写真を撮っていた時によく睨まれたものです(苦笑)オヤツをあげても仔猫たちに先に食べさせるので時々食べられない事もあったり。でも、サキが単独(パトロール?)行動中に会うと、可愛くおねだりをしてきてその際はたくさん食べていました。距離をキープするコなので撫でる事はできませんが、必要な時は必死で鳴いて報せてきますので対応はし易いコです。
このコは知らない猫さんがテリトリーに来ても拒みません、その猫さんがお腹を減らしていたりすると自分は食べずに見ていたりします。サキのお陰で空腹を免れた猫さんを複数知っております。今まで会った中で猫に対して一番優しい猫さんかもしれません。
カエデの場合
神社に暮らしていた少し毛の長いぽっちゃりなサビ猫さん。子供たちと一緒に暮らしていました。子供は黒猫ちゃんでした。目付きがいつも鋭かった印象がありましたが、それは自分の子供や仲間たちを守る為だったように思います。神社には色んな人が通過しますのでみんなが猫に優しい訳ではなかったのだと思います。
カエデの年齢は不明でしたがそんなに高齢ではないようでした。大きなボディなのに動きがとても軽快で食欲もしっかりありましたからね。後半は口内炎の様子があって少しドライフードを食べるのに苦戦して事を覚えています。時間は掛かりましたがやっと馴れてくれた頃に姿を見なくなりました。
クロテの場合
神社に暮らしている猫さん。以前は猫友が居ましたので、このコはフレンドリーなタイプ。現在は相性があまり良くない古株の姐さん猫しか近くに居ないのでひとりで過ごしています。知っている人間には気を許しているようなので(撮るヒトにはそうでもないですがw)人懐っこいのだと思います。
過去に猫友が複数居たので、基本的には猫の事は好きみたいですが、相手が受け入れてくれないとどうしようもありません。クロテにまた猫友ができると良いなーっと願っているところ。寒い時期も頑張ってひとりで過ごしていたクロテです。
アンジュの場合
このコの母猫は黒猫だからか?黒が強めのサビ猫さんです。彼女は一度だけ出産をした若い猫ちゃん。産んだ仔猫3匹は全員猫ボラさんに保護され家猫さんになりました。その際に避妊手術を受けたアンジュでしたが、母性が止まらず?同時期に姉猫が産んだ黒猫3匹を育てあげちゃいました。姉猫は仔猫を1匹だけ連れてよそへ移動しちゃったのですが・・。母性のやり場に困っていたアンジュにとっては仔猫のお世話をする事ができて精神的には良かったようです。今も育て上げた黒猫仔猫たち(もうすっかり成猫ですが)と一緒に暮らしています。アンジュは人がとても好きで毎日会っているお世話人様のひとりを気に入っているようで、後追いがすごくて帰れない程だとか(笑)おじさん好きなのもほっこりです(^^)
ルルの場合
一時期神社で暮らしていましたが、体調を崩して自分が生れた場所に戻った猫さん。随分前ですが、茶白のオス猫さんと一緒に居たのを時々見ていました。後で知ったのですが、その茶白君はルルと一緒に産まれた兄弟でした。母猫はパステル三毛猫さん。母猫も兄弟も姿が消えた頃にルルは神社へ移動、仲良しができたけれどそのコの姿が消える少し前に元の場所へ戻りました。
今はひとりで過ごしているようですが、お世話をしてくれている方のお宅には猫さんが暮らしているようなのでもしかしたら交流があるのかも。ルルも猫が好きな社交的な猫さん(*´ω`*)今は瓦屋根でお昼寝をよくしております。
他にもサビ猫さんとの出会いはありましたが今回10匹を並べてみました。柄が同じだからと言って当然ですが性格は同じではありません。10猫いたら10様です。しかし、上記に簡単に書いてみただけですが猫を好きな猫さんが多い傾向が見られます。多頭飼いに向いていると感じます。単独の暮らしが向いている猫さんも実は結構いるのですが、偶然にしては上のサビ猫さんたちは他の猫さんを求めたり、求められたりする傾向が強いという事はやはり特徴と言えるかもしれません。母性が強く、人懐っこく、猫懐っこく、知らない猫さんにも優しくできて、場をまとめる事ができるコも多い。外の世界ではメス猫さんはとても強く見えるのですが、それはやはり外での暮らしのせいなのだと思います。ひと度、安全な家の中での暮らしを体験したら甘々な態度を見せるかわいい性格のコが多いと感じております。と、まー簡単に書いてみましたが、サビ猫さんの魅力が伝わったのかどうか(;^ω^)控えめだけど愛らしいサビ猫さんにも興味を持って貰えると幸いです。
それでは、また。
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コメント
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その通り!!!
meelalaさんのおっしゃる通り、サビ猫さんはと〜〜っても魅力的かつ家猫にすご〜〜く最適な子が多いと思います^_^
何故なら、先日他界した実家の子もサビ猫でとっても賢く人懐っこく、手がかからず丈夫な子だったからです☆
私の幼少期にも親がサビ猫さんを飼い、とっても賢くて性格抜群に良かったのです!
しかし.現状里親さんが見つかりにくいということを聞きますね…。とっても綺麗な毛並みなのになんで…と思うばかりです。(本当に飼いやすい子多いと思います!声を大)
サビちゃんのオンパレード〜〜サビ猫ファンにはたまりません(笑)
そして神社猫のカエデさんまで☆存在感あり、本当にいい子でしたよね!本当に懐かしなぁ〜〜と思い出しました(*´∇`*)
ありがとうございますっ!!
実家の猫さんはサビ猫さんでしたかー(*´ω`*)それですと、私より実感がありますよね。
私は過去にサビ猫さんと暮らした事はないので、あくまでも外で会った猫さんだけの印象になっていますが、
それでも、良いコが多いんですよ。血縁の無い猫さんに対しても優しくできるのコが多いですし。
懐っこいコはデレデレちゃんでかわいいですしねー。
サビ猫さんの里親になる人たちは恐らく猫をよく知っている人なんでしょうね。
性格の良いコが多いのは間違いありませんし、仲間を守ってくれるような強い部分もあったりして。
愛おしさが満載です。毛色もひとりひとり違っているのが素晴らしい。黒が多めのコや、薄茶が多いコ、キジトラ風なコなど(*´ω`*)
カエデ・・懐かしいでしょ(*´ω`*)後半はほんとに愛らしい柔和な性格になっていたのを思い出します。
サビ猫さんの魅力を伝える為に、サビにゃん強化投稿をまたそのうちやりたいと思います!(`・ω・´)
絶対おススメですもんね!サビ猫ちゃんはとってもかわいいのだー(≧∇≦)と叫びたい。